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夏休みも終わり
又、今までの生活を繰り返す日々が始まる。
夏休みが明けた翌日俺は眠い目を擦りながら嫌々、
学校の始業式に向け準備をしていた
ジリリリリン…
早朝、祖父母の家の黒電話のベルが鳴り響いた
祖父は電話を済ますと、ただ一言
『岐阜の婆ちゃんが亡くなった』
とだけ言って奥の部屋に行ってしまった
俺自身、祖母が亡くなった事はショックだったが
今、想えば祖父も
きっと辛かったのだろう。
だが、この時は
これから起こる出来事を俺は微塵にも感じでなかった。
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