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3日後。
新しい制服に身を包み、母親と共に中学校へ向かう。
張り出されたクラス表の前に群がる人たちは、知ってる顔や知らない顔が揃いも揃って新しい制服。
初めて入った教室は、机や椅子が今まで見てたものよりずっと大きくて、雰囲気も独特で、だけどなんとなく、しっくりきた。
『ん?あれ?』
聞き慣れた声に自然と振り向く。
『また同じクラスかよ』
声の主はやはりヤツだった。
『あ、ほらこのクラス、かわいい子多いぞ?
あのありがたーいアドバイス、ちゃんと頑張れよ?』
ニヤニヤしながらポン、ポン、と肩を叩かれた。
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