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知らない世界にたくさん触れて、新しい出逢いと別れを重ねて、あなたの知らないあたしになりたかった。
きっともう、あなたの知ってるあたしじゃないし、あたしの知ってるあなたじゃないのに。
いろんな経験をしたから、少なからず成長したはずなのに。
振り返った過去のあたしは、今よりずっと魅力的だった。
自殺をする勇気もなければ、
手首を傷つける根性もない。
ここから飛び降りる豪快さも、
酸素を自ら拒否する冒険心も。
明日を生きる希望や、光
無償の愛を送る先
やっとやっと見つけたのに、失うことは一瞬で
それをまた新しく見つけるなんて、容易いはずないんだよ。
わかってる、わかってるけど。
あぁ…
失恋なんて、くそくらえ
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