0人が本棚に入れています
本棚に追加
「なぁ、夜の学校ってなんか出そうだよな」
「何言ってんだよ出るわけないだろう」
俺は 田村 勇也 普通の高校生だ。成績も運動神経も普通だ。
「お前、夢が無いな」
こいつは俺の親友で有り良きライバルの 大谷 光一 付き合いは小学校からかな。
俺が親の仕事の都合でこの町に転校してきて、一番最初に話したのがこいつだったわけだ。しかもそこからずっとクラスが同じで、まぁ腐れ縁ってやつだな。
「ほら、あの奥なんていかにもな雰囲気…ん?いま何か通らなかったか?」
「通るわけ無いだろ。何か出る何か出ると思っていると何も居なくても居るように見えてくるんだよ」
その時はまだあんなことに巻き込まれるとは思ってもいなかった。
最初のコメントを投稿しよう!