届かない距離

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「あゆ何か入れるの?大丈夫…?」 会話を聞いてたらしい雪が心配そうにあゆの顔を覗きこんできた。 いちいち仕草が可愛い。 「…うん!今月裏っぴき入るから大丈夫だよ! 冷すぐいなくなっちゃうの嫌だし…。」 あゆがそう言うと、雪は少し複雑そうに笑って 「そっか。じゃあ私も静夜が戻ってきたらあゆと同じの入れてくれない?」 初めて俺に向けられた視線。 「あ、あぁ。」 キョドっちまったよ、格好わりー。
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