冷の過去

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成績優秀、容姿端麗、家は金持ち。 中学入る頃くらいかな?俺は俗にいう何一つ不自由なく生まれた人間だって事に気付いたのは。 中学に入ってすぐに校内1と言われる3年の美人な先輩に告白されて付き合った。 「いいなぁ!やっぱ男前は得だなぁーうらやましいぜ」 まだガキだった俺は友達にのせられ浮かれてたんだ。 『先輩は俺のどこが好きなの?』 「え、外見!背も高いし、この茶色の髪もダークブラウンの瞳も全部が好き。」 ちなみに俺はハーフです。 外見…かぁ。だよな。 それ以外に人を好きになる事ってないよなぁ。 俺の初体験はその先輩だった。 行為の最中、俺の下で我を忘れて乱れる先輩を見てなんだか凄い気持ち悪くなったのを覚えてる。 そんで、振った。 あんな行為したくねぇ、汚ならしい。 俺は案外潔癖みたいだ。
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