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そんな俺でも友達にはまぁ恵まれた。
中学、高校と特に仲良かった伊織は俺の事を理解してくれる大親友。
団体行動が苦手で見栄っ張りな俺をわかってくれて、よく二人で学校をサボって遊んだ。
あん時も二人で屋上でサボってて教室に戻ろうとしてたんだよな。
「遥ってあいつ自分の事何様だと思ってんだろうな」
「だよなー。まぁあいつといれば女は寄ってくるし我慢我慢だよ」
「あんな性格でもモテるってやるせない世の中だわー」
俺達の足が止まった。
だって今俺の陰口言ってる奴らはいつもつるんでる奴らだったから。
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