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やはりシャンパンは美咲だった。
今日はマイクも特に痛い事言わずに早く終わった。
コールが大好きなこいつには珍しいな。
『ありがとな、美咲。
やっぱりお前が一番だよ』
そう言うと美咲は泣き出した。
情緒不安定すぎる…。
なんかそういう奴といるとこっちまで滅入るんだよなー。
「冷さん、お願いします」
『え?』
まさか、あゆがのっかった?
『ごめん、美咲。
すぐ戻ってくるな。』
「何で…?冷様といたくて美咲シャンパンいれたんだよ?!
何でそんなすぐ行っちゃうの?!」
泣きながら半ば叫ぶように言う美咲。痛えー。
『…美咲ばっかに頼りたくないんだよ。早く一緒に仕事上がるんだろ?
俺も離れたくないけど、頑張って行ってくるからさ。
だから大人しく待ってられるよな?』
黙ったまま泣き止まない美咲をヘルプに任せ、あゆの席へ向かう。
内勤から耳打ちされる。
『へ?』
なんとあゆが入れたのは
ドンペリピンクだった。
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