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あゆみたいな馬鹿っぽい女はタイプじゃない。
スタイルも下の中、顔もそんなに可愛くないし安キャバでも売れてないだろう。
=金なさそーと俺は判断し、指名客の席にばっかいてあまりあゆの所には行かないようにした。
でも雪が気になる。
雪についてるのは俺といつもNo.1を争ってる静夜。
雪はあゆを気遣いながらも静夜に笑みを向けてた。
可愛い。
雪はあゆみたく下品に髪を盛ったりもせず、化粧も濃くない。
細身で胸がでかくスタイルも抜群。
静夜もなんかいつもと違う感じがした。
あー何であゆは俺を指名しやがったんだよ
これじゃ雪の所に着けねーじゃん。まじ最悪。
「冷様?何かイライラしてる…?」
客が俺の機嫌を伺ってくる。
イライラしてる?俺が?
当たり前だろ、雪目当てで声掛けたのに雪は俺に興味も示さない。
静夜より俺の方が良い男なのによ。
だからむかつくんだ。
そんな俺の事をみんな俺様王子と呼ぶ。
まぁ顔が良いのはもちろん自分でもわかってる。
ガキの頃から言われてればそりゃ自覚すんだろ。
……俺は自分の顔好きじゃねーけど。
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