兄ちゃん

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白血病だった兄ちゃん。 小学校低学年の頃に兄ちゃんの亡くなったときの話を聞いた。 兄ちゃんは血が出ると止まらないから病院に行かないといけなかったし、高い高いをしただけでワキに痣が出来てたらしい。兄ちゃんの写真は確かに青痣がいっぱいだった。子どもはよく色んなとこにぶつかるしね。 怪我したら大変だから目が話せなかったらしい。 兄ちゃんと姉ちゃんは年子で、兄ちゃんは2才だったかな。朝だか夕方だかは忘れちゃったけど2人寝てたみたい。姉ちゃんが先に起きてきてご飯だかおやつだか食べさせてて、えらい起きてこんなぁって様子をみに行くおかん。 …兄ちゃんは痙攣してた。 おかんは急いで病院に連れて行った… 冷たくなった兄ちゃんを抱いて帰ってきた。って言ってた。 兄ちゃんの話しだしてからすぐにおかんは号泣。泣きながら話してくれたよ。 おかんは兄ちゃんの写真を見ただけでも泣くんだよね。だからその日以来兄ちゃんの写真をみるときはおかんの目に入らないとこでみてた。
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