プロローグ

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蝋燭に灯った橙色の炎が暗い部屋の床を照らしていた ―――ぐしゃり 足の裏に、いやな感触がした 柔らかい、なにかを踏んだ 足元を見下ろすと、赤い、赤い、肉 血の滴が跳ね返す ―――おまえのせいだ ちがう…… ―――おまえのせいだ ちがうってば… ―――おまえのせいだ 違う違う違うっ…… すべてあいつが………… ―――じゃあ…何をすればいいか……わかるな??? そして部屋は闇に飲まれ、漆黒にそまった
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