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こんな状態で部活自体できるハズもなく、部員も集まるわけが無い。
そこでアランは校長に直訴しにきたのである。
「しかしまぁ、考えないこともありません。」
これを聞くとアランの表情は明るくな――
「しかし条件があります。」
――り再び暗くなった。
校長は無理難題を押しつけてくることで有名なのである。
実は校長に改善を求めていったのはアランだけではない。
過去にも何人かが校長室に挑んだのだが皆が一様に難題を押しつけられて、散っていた。
アランもそこのところは覚悟していたのだが、この時の校長の清々しい笑顔をみて、少し、いやとてもいやな予感がした。
(あぁ、さようなら僕の青春…)
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