一日目

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形容するなら「まりも」のようだ。 真っ黒の球体に、ところどころ穴があいている。 そして一本毛のようなものが生えていてその先に赤い点が付いていた。 アニマトヒは俺が顕微鏡を覗くと、まるで俺に気付いたかのように、その赤い点を俺の方に向けた。 まさかこれは目だろうか? 仮にそうだとして、俺に気付くものだろうか? ありえない。 どう見ても原始的な生物だ。
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