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「それで?この話が本当だから何だってんだ?」
はっと我に帰る
「この話が本当なら…俺…探しに行きたいんだ。その伝説の秘宝ってやつを」
「正気か?確かに本当にあるとされてはいるがその姿を見た者はこれまで一人としていない。それにだ…」
「それに何だよ?」
「マグネスタを探しとる奴は全員が善人とは限らん。自分の野望のために使おうとしとる奴らもいるということだ。マグネスタを探す旅はそう簡単なものではないのだ…生きて帰ってこれるかもわからんと聞く。」
俺はじいちゃんの話をじっと聞いていた
確かに簡単じゃないかもしれない
厳しい道のりかもしれない
でも俺はただ一つの決心しかなかった
「カイン、お前に聞こう。お前は本当に探しに行くつもりなのか?生きて帰ってこれるかもわからん旅にお前は行くのか?」
俺は言った
「俺は行きたい。例え生きて帰ってこれなくても俺は見たい。その伝説の秘宝ってやつをこの目で見てみたい。この目で見て本当にあることを証明して見たいんだ。」
決心のすべてをぶつけた
じいちゃんは何を思ってるかわかんないけど
話を真剣に聞いてくれてた
「そこまでとはな…負けたよ」
じいちゃんが口を開いた
「えっ!?行ってもいいの!?」
「どうせ止めても無駄だろう?」
俺は飛び上がって喜んだ
「ありがとう!!じいちゃん」
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