プロローグ

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俺はしばらくテンションが上がりっぱなしだった 旅に出ることをじいちゃんが許可してくれたから 「よっしゃ!!絶対見つけてやるかんな!!」 と俺が言っていると 「あぁ…そうだ、旅に出る前にひとつ言っとかなきゃならんかった」 「ん?何だよ?」 「マグネスタがあるシラスタ遺跡には魔術師<アラステント>という資格が必要となる。まずはその資格をとるのが先だ」 「アラステント?つまり魔術<アラスタ>使いってことか?」 「そうだ」 魔術<アラスタ>とは 人々が生きていくのに必要な自然エネルギーを能力化したもので、誰でも1つのアラスタを生まれながら宿している。 アラスタは基本系と特殊系に分類されている。 基本系は 火<ファイン>、水<ウォルス>、土<メタン> 雨<マーメル>、風<フォール>、木<ジュライ> 光<ラージル>、闇<ロベル> 特殊系は 音<メディル>、星<ラキ>、嵐<グディル> 雷<ライジ>、氷<アメリス>、草<スガン> 岩<チタン>、炎<シャロン> となっている 「んでもそのアラステントってのは誰でもなれるものなのか?」 「いや、アラステントの資格を得るには基本系のアラスタが4つ以上使いこなせるかまたは特殊系を1つでも使えるならばアラステントになることができる。」 「えっ?そんだけ?何だよ…楽勝じゃん」 「楽勝だと!?そんな簡単に言うんじゃないわ!!アラステントは一流の魔術使いの証、そう容易くとれるものではないぞ」 「あれ?じいちゃん忘れたの?俺、基本系全部使えるんだぜ?」 「あっ…そうだったはアハハ…」 そう 俺は基本系のアラスタがすべて使える なぜだかはわからないが生まれながら宿している 一時期はすべて使えることから疎まれていた けど今はなんてことないや 「それで、アラステントの資格はどこでもらえるんだ?」 「ここから南にある、世界の中枢をなす大国『アドソン』そこにある魔術師の本部、通称:神秘の間<ミステリア>だ。」
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