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独りで生きると決めたのに
孤独に慣れていたのに
今では独りが、孤独が何よりも辛くて苦しく……怖い……
仮に、そばに両親が居たとしよう
友達でも構わない
それは、確かに『1人』ではない……
だけど、『独り』を強く感じる……
哀しいことだけど、それなら居ない方がマシとさえ感じてしまう……
おそらく……いや、確実に人として……人間として壊れているんだ……
愛されていたんだと思う
でも、俺にはわからない……
それとも分かろうとしなかったからか……
そんな俺が誰かを愛そうとするのは間違ってるんだな……
愛を知らない、知ろうとしてなかったのに、こんなときだけ都合よく愛したいなんて……
俺は……誰かを……本気で愛したことなんて……無かったんだ……
だったら……愛さない方が……良かったのか?
自分が……憎い……
これじゃまるで貴女のせいにしてるみたいだ……
そんな自分がキライだ
そんな自分が憎い
そんな自分を許せない
そんな自分……コロシテヤリタイ
結局……俺は、自分を大事に出来ないんだな……
そんなんだから、貴女を愛する資格なんてないのかな……
考えれば考えるほどに、自分をキライになる……
悲劇のヒーローになりたいわけじゃない
出来るなら、毎日を心から笑って過ごしたい……
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