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この年は、帝国にとって衝撃的なことが起こった。
帝国の象徴ともいえる皇帝が亡くなられたのだ。
それにより、様々な事が起こり始めた。
共和国残党の活動は活発化の一途を辿っている。だが、それに対する帝国の鎮圧行動は減少傾向にあった。
理由は、先の大戦の勝利により共和国領を支配下においた帝国ではあったが帝国自体も国力の低下は著しかったのだ。
そのため、政策により帝国領の再建に財源をまわすことになり軍の力は弱体化していたのだ。
そのうえ、各地に分散している帝国軍を共和国残党が襲撃することが多くなっていったのだ。
襲撃により帝国軍はさらに弱体化していたのだ。
共和国残党が近く大規模な行動に移るという話も出始めてきていた。
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