Ａ-Ｇ戦記

1937年

白檀
｢まったく…ガキ共にこれを使わされるようじゃ…オレもまだまだだな…｣

生徒達は勝ったと思っていたので集中を切らしていた。通常、人間の集中力は20分が限界だと言われているが生徒達はぶっ続けで40分近くそれも無言のプレッシャーに押しつぶされそうになりながらの戦闘だったが故に一度切れた集中力を取り戻すのは並大抵のことではなかった。

この時点で勝敗は決していたのだ

白檀
｢ん？まさか、あんな攻撃で終わったと思ったのか？ふん…舐められたらもんだな…｣

生徒C
｢ライザック…ど、どうする？｣

ライザック
｢もう…ダメ…だ…｣

生徒C
｢えっ!?な、なんでだよ？｣

ライザック
｢オレを含めて大半の連中が集中を切らした…そんな状況で化け物みたいな教官に勝てるわけねぇだろ｣

白檀
｢さてと…｣

(ﾋﾟｯ！)

[リミッター解放率を40%から70%に移行します]

白檀
｢ちぃとばかし、本気でいくか！｣

３分後、演習場には白檀の機体のみ立っており生徒側の完敗に終わった。

参加した生徒は罰として３週間の間、学校の清掃を命じられた。

後日、３年生たちは全員地獄の補習授業を受けるハメとなった。