第三章~愛の証~

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結局パトカーの音がいなくなるまで駐輪場にいて、その後は手ぇ繋いで帰った。 家に着くとソファに座ってぼんやり。 キングは風呂か…。 さっき血まみれだったしね。 智「はぁ…」 聖「ぴぃ、さっきはごめんな。」 いつ風呂から出たんだよ… パン一のキングが缶ビールを差し出し隣に座った 智「もぅ、成人越えてんだから逮捕されちゃうんだからね!」 聖「へ?大丈夫だよ。俺未成年だもん。」 智「嘘つけ、お前24って」 聖「あー、ぴぃが24って言ったたから。舐められたくねーし。」 智「つか、俺も未成年だし。19だもん」 聖「嘘だー!」 智「本当だもん。」 聖「いんじゃね?お互い老けてるってことで。」 そう言って抱きしめられる腕はさっきの殺気に満ちたキングではなかった。 智「よくないよ…」 聖「ぴぃ、ごめん。俺、ぴぃのこととなるとさ…一回殺してやろうって思ったらやるまで押さえきかないんだ。」 俺はここまで愛されたこと…あったろうか…。
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