転校生

2/5
97人が本棚に入れています
本棚に追加
/138ページ
―ザーザー…― 雨が降るじとじとした嫌な季節。 「嫌だなー…また制服濡れちゃう……」 「本当嫌になるよね。でもあんたはいいじゃん♪カイト君いてるんだったらいつでも幸せなんでしょ♪」 「大きい声で言わないでよ!!」 私は壱崎海斗という、同じクラスの男子と付き合い始めたばかりだった。 海斗はクラスでも、モテる方で学年でも目立っていた。 私は、海斗に釣り合うほど美人ではなかった。 だからちょっとした嫌がらせもされている。
/138ページ

最初のコメントを投稿しよう!