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今姫川さんと同じベンチに座ってるけど何話したらいいんだ…
女の子と話すといったら若葉か朱莉菜ぐらいだからなぁ。
「最近どう？」
「最近どうって、まだ高校に入って今日で二日目だよっ！」
「そういえばそうだったね！」
「ほんと、望月くんは面白いね」
無難な質問をぶつけて失敗したけど、姫川さんが笑ってるからこれでいいよな。
「そうだ、ご飯食べなきゃね。一緒に食べよ？」
当然そうなるわけだけど、弁当ないんだよな…。
「姫川さんまだ食べてなかったんだね」
「少し屋上からの景色を見てたらね、忘れてた」
恥ずかしがりながら応える姿が可愛い。
「姫川さんて可愛いししっかりしてそうだけど、意外と天然なんだね！」
「えっ!?」
あれっ？顔が赤くなってるけど…
「どうしたの？ 俺なんか変なこと言ったかな？」
「…だって可愛いって言ってくれたから……」
「そ、それはけっして悪気があったわけでなく素直な気持ちを言ったまでで…あっ」
｢｢―――…｣｣
ふたりして顔を赤らめる結果になってしまった。
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