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自分の席についたわけだけど気になる事がひとつ―
「―いつまでついて来るんでしょうか? かずはさん…」
RPGのように後ろをひょこひょこついて来るかずはさんが気になる。
「だって私の席ここだからねっ!」
………俺の隣だったわけだね。それは失礼致しましたと頭を下げたわけだけど…
それより朱莉菜こっちを気まずそうに見すぎだから。
「ヨウちゃんごめんね…悪ふざけし過ぎてごめんなさい…」
マジで気にしちゃってるなこれは…
俺もふざけすぎたか…
「大丈夫だよ朱莉菜。俺は怒ってもないし気にしてもないから!いつものことだろっ!」
「本当に!?」
「あぁ本当だとも! 嘘だと思うなら、何かしら気づいてる隆也に聞いてみな!」
朱莉菜は隆也に話を聞くと、隆也自身も詳細はわからないが何となく俺の纏ってる雰囲気から何か企んでると気づき、朱莉菜に謝らせに行かなかったと。
そう説明すると朱莉菜は胸を撫で下ろして、安心したようだ。
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