122人が本棚に入れています
本棚に追加
「――……うん…正直寒かったよ…
でも今は本当に寒くないんだよ!
私に『一緒に帰ろ』って言ってくれた。正直断られと思ったから……
だから、嬉しくて嬉しくて…
それに今は温かい飲み物もいただいて、隣に陽くんがいて……、身体だけじゃなくてね胸の奥が、心から暖かくなるのを感じるの!」
ドキッ!!
まっすぐな思いで言ってくる彼女に、おれの身体が心がふるえあがるのを感じていた。
そんなふうに思っていていてくれたのか……
なんて返せばいいのかわかんないよ…
「陽……くん…」
「ありがとう一葉さん!そんなこと言われたら照れるっつーの!」
なんて軽い言葉しか出てこない自分が嫌になるな……
「ただ…約束してほしいことがあるんだ…」
「約束?」
最初のコメントを投稿しよう!