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ハァ…ハァ……ハァ。
びっくりしたけど、とりあえず今は…
「落ち着こうか一葉さん!」
「落ち着くのは陽くんのほうだと思うけど…」
冷静な判断をしてますね。
でも、さすがに女の子を家に上げるのは抵抗があるし、かずはさんの親御さんも心配するだろうし…
「親御さんも心配するから早く帰ったほうがいいと思いますが?」
「大丈夫だよ。さっきメールで伝えておいたし……それに…」
「それに?」
「なんでもないよ! 気にしないで!」
「ん?」
何だったんだ最後のは…
だけど詮索するのもあまりよくないし、親御さんにも連絡していたなんて…あれ?
「もしかして始めから来る気でいたの?」
「実はそうなんだよね!テへっ!」
テへっ!て舌出して言う姿見て可愛いと思ってしまった。
素直に言ってくれたのは、さっきの約束を守ってくれたのかもしれない。
そんなことを言った手前、断れるはずがない。
仕方ないか。
「どうぞ、汚いところですが上がって下さい」
「おじゃましまーす!」
始めて女の子を上げるけど緊張するなー。
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