真実の断片 その1

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勇人が顔を洗いに洗面所に行きすがら、先程の母親とアインのやりとりを見て、少し思う事があった。   『やっぱりソドムとゴモラって聞いたら、普通、モンスターの名前だと思うよなぁ…。 ウルトラマンか何かの…。』   今日は穏やかな晴れた日曜日…。 だが、そんな何気ない日曜日もこのまま行けば、永遠に来なくなると気づいている人間は、勇人とアインのみ…。 勇人は顔を洗いながら、幼稚園児のアインの姿を思い出し思うのだった。   『本当に未来…。 変えられのか?俺達で…?。』   時は静かにゆっくり流れる…。 地球はまだ、滅びの未来から抜け出せてはいなかった…。
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