GAME

上陸

『ｶﾒﾗさん!ｽﾞｰﾑして下さい!』
するとｶﾒﾗは飛行物体にｽﾞｰﾑした｡

『見えますか?!いかにも何かが出てくる予感がします!一体これから､何が起きるのでしょうか?!』
ｳｨｰﾝ
『あ!ﾄﾞｱが開きました!』
ｶﾞﾁｬ　ｶﾞﾁｬ　ｶﾞﾁｬ
すると中から､
いかにも怪しい物体が3体出てきた｡
全身が緑､
肩には変な機械が装着されている｡

『何かが出てきました!』
ｳｨｰﾝ
『あ!私達のすぐ後ろにも､飛行物体が上陸してきました｡』

ｶﾞﾁｬ

『中からは､また変な物体があらわれてきました!』同じ物体が､今度は5体程出てきた｡
ｶﾒﾗは､
あちこちの山に上陸するそれを映していた｡

『私達のすぐ目の前です!』
アナウンサーと物体の距離は､
10ﾒｰﾄﾙもない｡
『もうちょっと近づいていきます』
アナウンサーが一歩踏み出したその時｡

ﾋﾞｰ---ｯ
『ぎゃあ!!』
一瞬にしてアナウンサーはﾊﾞﾗﾊﾞﾗになり､
粉末のようになっていた｡
『え?』
翔はTVの前で固まった｡

『逃げろ!』
ｶﾒﾗﾏﾝ達の叫び声が響く｡

しかしそれも虚しく､
みんな粉末にされていっていた｡

『何なんだよ...?』