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-愛憎ぴえろ-
王よ
稀代の名君よ
貴様は何の為に剣を持つのだ
国を治める為であろう
民を守る為であろう
王よ
狡猾なる賢君よ
剣を収めよ
私は貴様の愚行を見逃すわけにはいかないのだ
貴様の孤独を知る者として
王よ
偉大なる真君よ
殺すならば殺せばいいさ
だが私の命を刈るならば
首から上は側に置いておけ
王よ
私だけの暴君よ
貴様が悲しみに暮れた時は
いつでもこの滑稽な顔を見て笑うがいい
死して尚
私は貴方の道化でいようではないか
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