哀悼歌・霞

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-詩- 詩を綴るという事 それは決して難しい事じゃない 短くてもいいんだ 「愛してる」 この短い言の葉もまた 詩である事に違いないのだから 恨みの声でも構わない 励ましの声でも構わない 有りの儘の心の叫び それら全てが詩なのだから 詩を綴るという事 それは己の過去を省みる事 それは己の未来を信じる事 そして己の現状を写し出す事 それが詩というもの 過去から学び未来を願い 今を生きる勇気を与えてくれる美しい光の奔流 そしてそれは絆 友人と 恋人と 両親と 自分と まだ見ぬ誰かと繋がる為の絆 言葉一つ一つは小さな光の欠片だけれども 私の想いが込められた言の葉達 私の詩に何かを感じる人の元に届いた時 それはきっと 決して目には見える事はない けれど決して切れる事はない 金色に輝ける光の糸となって 私とあなたを繋ぐのでしょう 私はいま誰に伝えたいのだろう それはきっとあなた 私の心を救ってくれたあの人 そんなあなたに届けよう とても短い私の想いを けれど深い感謝の詩を   ありがとう 僕はまた救われました
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