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高校生活に大した期待はしてなかった。
逆に不安もなかったが…絶頂ライフなんてあるわけないと、心のどこかでなんとなく理解していた。
そもそも高校なんてのは、
「おい夏彦!」
「んぁ…?」
「もう行くぞ?」
「あ、あぁ…悪い悪い」
夏彦…、
「伊藤夏彦」、俺の名前だ。
運動オンチでオタク、正直自信もって得意と言えることはない。
都内の進学校(笑)に通うどってことないメガネ青年。
もうお分かりかも知れないが厨二病な卑屈家だ。
まぁ俺の性格とかなんちゃらとかはこの話を読み進めながらなんとなく理解してくれ…。
そんなわけでここは学校、
さっきのプロローグ的な奴から2日経った午後。
今から自転車安全教室だそうだ…、
申し訳ないが何を今更って気がしてならない。
率直に言うとだるい。
だっるい…。
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