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俺はもう一度頭を掻くと無意識のうちに始まっていた貧乏揺すりを止めた。
そして普段滅多に使わない高速思考回路をフル活用して考える。
自分で言うのもあれだけど俺は割とオクテ…というか女の子が得意じゃない…むしろ苦手だ。
彼女はできたことはあるが…そん時も何もしなかったし、
それに…、
いや、この話もまた後述にしよう。
というわけでこのナントカ教室終わりにすぐ声をかける自信をあいにく持ち合わせていなかった。
じゃあ…どうしようか。
俺はおもむろにポケットに手を入れてみる。
中には携帯電話と…ん?
たまたま入ってた生徒手帳。
胸ポケットには集会のために持ってきたシャーペン。
ん、これだ。
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