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そんな、心配性な看護師さんに私はコクンと一回頷いただけだった。
「そう、ならいいけど、なにかあったらすぐに言ってね?」
その問いにも、頷くだけで返答する。
その後、事務的に体温と脈拍を測ると、看護師さんは部屋を出ていった。
そう言えば、同い年の男の子がいつ来るのか知らない…
窓の外にみえる小さな公園を散歩やジョギングしている人を眺めながらそんなことを思う。
みな厚着で吐く息が白い。
やはり、もう冬なんだとかんじる。
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