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謙一25才
タバコの吸い殻。花火の残骸。黒い砂浜。塩ではなくコパトーンの臭い。
でも謙一は夏の江の島が好きだった。高校が江の島に近く、学校をサボってよく来ていた。
謙一は少し髪が長めのアッシュブラウン。身長180の細身。サーファー系のラフな格好。みんなから信頼のあるタイプ。表向きは…
江の島の西浜には誰が集めた訳でもなく謙一の仲間が集まってくる。
寂しいなんて思った事はない。毎日その日を楽しく生きていければいい
。彼女のような相手もいたりいなかったり。相手が近寄ってくれば抱くし逃げてけば追わない。本当に好きになった事は謙一は今の所一度もない。
「仲間がいればいい…」
そんな高校時代。
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