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三軒茶屋
三軒茶屋。国道246と世田谷街道が合流し、国道の上には首都高速が走る。
町並みは若者向けのお洒落な感じだが、大人もゆっくりくつろげる空間がある。
そんな街の外れに謙一のバーがある。
「いらっしゃい。」
謙一は25才になり店の店長まではいかないが責任者的立場になっていた。
「謙一君、生ちょうだい。」
そこにはほぼ常連客になった22才になった智美が客としてきていた。
智美は自動車会社に就職後会社仲間とよく謙一の店に来ていて、今では一人でもくるようになっていた。
話し相手はもちろん謙一。謙一には気を使わないで話せるぐらいの仲になっていた。
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