1人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
優しい沈黙
もう 僕には悲しい言葉は要らないんだ。
思えば僕らはさ、
嫌な事から自由になりたくて
ひとりで何でも好きなようにできるようになりたくて
とにかく、早く大人になりたくて、背伸びばかりしていたね
大人になった今
探してたものが何なのか分からなくなった。
望む自由は無く、
会社という社会の歯車に組み込まれ、
休み無く回り続ける事を要求される日々
煩わしい
愛想笑い
心にも無い褒め言葉
また今日も嘘をつく
もう 僕には悲しい言葉は要らないんだ。
癒やし
安らぎ
君の本当の笑顔を守りたいんだ
だから、もう、
辛くなる話はやめよう。
本音で語れるのが理想の関係？
僕は思う、
語らないのも愛情だと
君は耳を塞がなくていい
君を悩ませる言葉、
僕は決して言わないから
安心して
此処においで。
最初のコメントを投稿しよう！