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君想う秋
私の欲しかったポジション
あの頃は空いていたのに…
今はもう秋
当たり前のように其処にいるあの人
美人で年上で、私なんかよりもずっとあなたの隣に似合う人
嫉妬するのも無駄なことだし、
羨望するには遠すぎる
今の私
新しい幸せを手に入れた様でも
すぐに失望して、自分から手を離してしまう
欲しいと願うたったひとつの物でさえ、ままならない
そんな虚しさを埋めてくれるのは、形のない物ばかり
手を伸ばせばあたたかく伝わる、確かな感触が、鼓動が、欲しくてたまらない
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