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「鈴木歳三君は
土方歳三で
近藤猛君は
近藤勇。
斎藤隼人君は
斎藤一で
鈴木すすむ君は
山崎烝の生まれ変わり……ここにいる人皆凄い訳だよね……」
「そうね~吉田稔は吉田稔麿だから」
「稔君も!?
じゃあ岡田君は?
岡田君は誰の生まれ変わりなの?」
ワクワクしながら聞く伊織に花梨は口ごもる
「~…え…」
言って良いのか?
伊織はその天然さ故唯一あの岡田に恐れもなく近寄れる貴重な人材だ…
いや、しかし岡田の恐ろしさも知っているはずだし
問題無いかな……
「岡田は……」
花梨が口を開きかけた時、藤堂がスライディングして花梨の口をふさぐ
「……モゴモゴ」
藤堂は小さい声で言う
「ダメだよ!もし伊織ちゃんが怖がって岡田にちかずかなくなったら、
最近伊織ちゃんをイジメて発散させてた岡田の疼きがまた始まって。誰が殺されるか…」
「平助君?」
びくりと肩を反応させて平助は振り返ると
にこりと笑った
「花梨ちゃんは用事が出来たから!
じゃあね!」
素早い動きで花梨を連れていく藤堂に伊織は手を振って見送る
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