1.規律の中にある心

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俺の16歳の誕生日。 誰にも言えず、今日もまた同じ繰り返し。いい加減死にたい。だけどそれも叶わない。 叔父「勇太、脱げよう。はははは、今日も自分でお願いしますと言えよ!!」 俺「叔…父さん…もう止めて…。」 拳が頬に飛んで来る、相変わらず痛い。だけど、心の方が100倍痛いな。 この変態の顔、ぶっ飛ばしたい!!だけど気持ちの奥にそれをしまい込み、また今日も無理強い。 夜中に幾度となく目覚め、震える手を無理矢理抑え…暗闇の中、窓の外の明かりを頼りに父さんの友達の写真を握り締める。
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