プロローグ

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「寒っ……。」 年明けイッパツメの大学の講義を終えて、愛輝(アイキ)は今、一人で暮らしているアパートに帰宅したところである。 何気なく付けたテレビではアナウンサーが機械の様に原稿を読み上げている。その端には『16時30分』と、表示されていて、辺りを見渡したらうっすらと暗くなり始めていた。 愛輝はキッチンに向かうと、実家から持ってきたポットでお湯を沸かし、ついでにポケットからタバコを取り出し火を付けた。 .
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