プロローグ

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それから愛輝は、2つあるカップの1つを取り、コーヒーを入れてリビングに戻り、灰皿でタバコを揉み消した。 この家には何もかもが2個ずつある。 食器も歯ブラシもなにもかもが2個ずつあるのだ。 愛はコーヒーを飲みながら携帯を開いた。 そう、少し期待をしながらだ。 だがそんな期待は裏切れて相手は小学生の時からの親友、飯田耕平(イイダコウヘイ)からだった。 耕「今日、違う学部の女の子と合コンなんだ!! だけど人数足りないから、愛輝来てくれない?」 愛「ゴメン、俺そういう気分じゃないから。」 愛輝は返信をして財布と携帯を持ち、タバコを買うためにコンビニに向かった。 .
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