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星好きの君を連れて
星月夜にくり出した
頬好きの僕は君の
鬼灯にみたいな顔に見とれてた
僕は馬鹿で、臆病で、そのくせ、また下向いて歩いてて
こんな駄目なやつは、君に見合う訳ないなあ
君は馬鹿の臆病に「その癖、直したほうがいいよ。」って
下向いて歩く僕に、頬を擦り寄せてきた
風が吹いては止まって
影が一つ、まとまって
君に「こんな僕でいいの?」って聞いて
こんなにも苦しくなって
影は二つ、まとまって
風が吹いては止まないよ
君は「こんな僕でいいよ。」って言って「こんな僕がいいよ。」
言い直したら、風が抜けた
擦り寄せた筈の頬を……
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