1:朧月

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薄雲の向こう側 かすかに光るあの月を 君も見ているだろうか 確かにそこにある月を 僕は霞む目を擦り見ているよ あの日枯れたはずの涙が また頬を伝う いつまで僕は弱いまま? これじゃ君に会いに行けない... あぁ雲が月を掠めてしまう あの日誓った約束を 僕はまた守れないのだろうか 君をまた護れないのだろうか あぁ薄雲が月を 隠さずいたならば... ただ君に会いたいと願う
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