戦闘開始

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「合同班の状況は極めて不利だ。怪我人が出るのも時間の問題…。 だから…。ここは新しい班が校舎にいる女子と交戦してもらう。」 本部で話す堀。それと同時にまた緊張が走る。 「それは…どの班だ?」 と佐藤。 「それは…。」 堀が周りの顔を見渡すと、全員の気持ちが容易くわかった。 全員が死にたくないと思っている。 だから行きたくないという顔をするのも無理はない。 誰なのか…。 「それは…5班に行ってもらう…。」 この決断を下した堀も辛かった。 だが誰かが行かなければならないことだった。 その時、長尾がボソッと言葉を漏らした。 「行きたくねぇ」 と。 「すまない」 と堀。 すると長尾の表情が、なんとも言えないような悲しく悔しい表情に変わる。 「お前は決める側だからいいよな…。」 険悪なムードが屋上を包んだ。
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