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『…おはよう。ミア。』
『お…おはようございます。け…永谷先生。』
(うわー…眉間にちょーシワよってるよ…やばいよ…やばいよコレ)
『遅刻の原因は?』
声を押し殺したような声でミアに聞く永谷先生。それが逆に怖い
『えぇ~っと…あたし今日から1人暮らしで、目覚まし買うの忘れてたんですよ。それで寝坊して遅れました。』
健ちゃんの様子をうかがいながらしゃべっていくミア
『………』
少しの沈黙。
ビクビクするミア。
『だぁっはっはっはっはぁ!!』
ビクッ!?
『んだそれぇーお前バカだなぁ。よっしゃんなら今日は特別だぞ。早く時計買えよなぁ。くくくっ』
と、笑いながらどかどか歩いて行く健ちゃん。
ポカーンとするミア
『………まぁいっか♪』
少し上機嫌でグラウンドへと向かうミア。
ずっとこんな毎日が続けばよかったが、その時は少しずつ近づいてきていた…
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