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「自己嫌悪…ですか」
「人の心を見る能力は、持たないほうがいいですよ。自分が嫌になる…」
林檎は寂しそうに言った。
「…さて、僕はもう疲れました。明日さっそく猫の救出のために外に出ます。だから今日は早く寝たいので、円さんも部屋に帰って下さい」
「分かった…また明日ね」
円が部屋を出て、林檎は夕食を再開した。
…あんな昔のこと話したのは久々だなぁ。
「……スープ冷たくなってる」
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