破天荒

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ガバッ 保健室のベッドで寝ていた河野が起きた 祐平『おっ 起きたね♪』 河野『起きたね♪ じゃねぇよ!! お前が落としたんだろうが!!!』 祐平『俺じゃないよ~ 河野がブッ飛ばした不良が後ろから襲ったんだよ~』 河野『畜生 あいつが犯人か~』 祐平(こいつ基本的にアホだ) 河野『つーか 祐平口調変わってね? いきなりフレンドリーだな』 祐平は保健室の冷蔵庫を物色しながら答えた 祐平『あの時はまだ初対面だったからね 別に良いでしょ?』 河野『ああ』 河野は自分の拳のケガに気付いた ガラスを割ったときについたその傷を河野は見つめていた 祐平『手のケガは先生が包帯巻いてくれたよ まさか河野がこんなファンキーなやつだとは思わなかったよ 第一印象は恐かったけどね』 河野『完全に俺の事引いてたな』 少し寂しそうに河野は言った しばらくの沈黙の後 河野の表情が一気に鋭くなった 河野『なぁ さっき俺が名前聞いたやつらいるだろ あいつらって全員優等生だよな?』 祐平『ある意味ね あいつらは俗に言う不良ってヤツだね』 河野『お前もだろ』 河野の一言に祐平の表情も鋭くなる 祐平『俺はあいつらほどやんちゃじゃないよ 否定は出来ないけど… 言うならば俺は「情報屋」的ポジションかな』
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