滑☆舌不良伝

東風高校

～Ａ組教室～

寺本『吉田～ 村田がやられちゃったよ』

吉田『んっ？』

寺本『だから村田がやられちゃったって』

村田『……すまねぇ…』

吉田『んっ！ 大丈夫か!? んっ？』

寺本『「んっ」うるせぇよ』

吉田『ゴメンよテッちゃん～』

村田『俺の心配しろや…』

～校門前～

河野『今日は疲れたし帰るか』

???『なぁ』

誰かが河野を呼び止める

河野『何？ てか誰？』

タカシ『俺はタカシ お前は河野諒太だよな？』

河野『違いま～す』

タカシ『はぁ!? しらばっくれんなよ！ 体育館であんな派手な事やりやがって！！』

河野『人違いですぅ～』

すると遠くの方から

祐平『河野～ オーイ』

河野(…)

祐平『聞こえてるだろ～ お～～い 河野諒太～』

タカシ『…』

河野『うるせえ祐平!! あーめんどくせぇ～！！ そうだよ俺は河野だよ！！！分からなかっただろ！？』

タカシ『分かってたわ！！』

河野『で 何か用？』

タカシ『俺と戦え』

河野『嫌だ』

タカシ『何でだよ!?』

河野『めんどくせぇもん♪』

タカシ『お前最強になりたいんだろ？ 俺は村田より強いぜ？』

河野の表情が変わった

河野『だろうね オーラムンムンだもん　まぁお前となら良いかな♪』

タカシ『なら 始めから承諾しろよ…

今お前は万全じゃないはずだ だから一週間後この時間にここへ来い その時に勝負だ』

河野『一週間って 今すぐでも良いのに』

タカシ『フンッ 強がりやがって 今日の喧嘩で食らいすぎなんだよお前 わざと避けなかっただろ？』

河野『何の事かにゃ？』

タカシ『またとぼけやかって　まぁ俺にも色々事情があるんだ… とりあえず一週間後な』

そう言うとタカシは学校を後にした

祐平『何してたの？』

河野『何でもないよ…』