疑い

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「小野君」 終わった!!と思った瞬間にぎゅっときつく腕を掴まれた。 「かみ…やさん…」 「逃がさないから」 そう小さな声で囁かれた言葉。 その冷たい声に固まる体。 いつの間に… そうびっくりするぐらい神谷さんはすっかり自分の帰り支度を済ませていた。 「じゃあ、僕達あがりますね。おつかれさま」
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