疑い

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「何言ってるの、とにかく僕は許さないし、認めないから」 「だって、神谷さんには他に大切な人がいるんじゃないですか」 「………はぁ?何それ?本気で意味が分からないんだけど」 ポロポロと零れる涙をそのままに黙って例の場所へと向かう。 昨日あった場所に腰を下ろすと同じ所にアレはまだ落ちていた。 それをゆっくりとつまみ上げる。
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