恐怖

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母と二人、手を繋ぎながら学校に向かう。 学校までの距離はそんなに遠くない、5分程度だが美恵子には遠く感じた。 入学式を終えた美恵子は母と別れて一人で家に帰る。 美恵子の家は団地、だが人の出入りがないし夜になっても廊下は電気がつかないから夜は懐中電灯が必需品だ。 新しいランドセルから鍵を取り出し鍵穴に差し込み回す。 ガチッ…美恵子がドアを引いた時だった、電話が突然鳴り出した。
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