悲哀クリスマス

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二月(ふたつき)が二つのまま終わりそう… まだ伝えきれてないのに。 積んだ積木を拾い集めてももう作れない… ほらあなたが見上げた高いあの未来(そら)にわたしは溶けています 見つからぬように満開のあなたを見ています 空から雨が降ったと二人は傘をさす それが私の心だとは二人は知らずに… 私はあなたに水をやる… これを信じていいのかな… きっと、聞こえるのは雨音(あまね)の音の悲しみだけ… わたしは夢中のあなただけを見つめて見えない赤を青に変える… あなたに悲しさを拭う嘘をついた。 「あなたの幸せを願う」 ダメだね。わたしは私を臆病と書いたの。 きっと思い思われるを願うより恋を求めたのはわたしのリガール… だから今だけは枯葉に小さな冬を乗せて、聖夜に願う… クリスマスにはあなたを… 十二月にキセキを。
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